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武山弥生プロのご紹介
発達障害について理解し支援を広げ、誰もが自分らしく生きられる社会をつくる(2/3)
わが子のために保護者として奔走したことがその後の活動につながる
武山さんが発達障害と関わるようになったのは、わが子が療育プログラムに参加したり、言葉の遅れがある児童などを対象にした「ことばの教室」に、小学校時代お世話になったからです。
「1990年代当時は、学校で友だちとトラブルがあったり、集団生活になじめないと、母親による『愛着障害』という扱いをされました」
育児に翻弄されていた武山さんは、幼児期の教育について勉強しようと保育士の資格を取りますが、教科書にも発達障害の記載はなかったとか。
「発達障害に関する情報がなかった時代なので、『全ての責任は母親にある』とされるのは仕方がなかったかもしれません。しかし、どんなに一生懸命にやっても、家族や友だちからも分かってもらえないのは本当につらかったですね」
発達障害をもつ子どもたちの保護者も同じ思いをしているはず。悩みを共有して語る場所が必要と「親の会」を立ち上げます。
「私と同様、母親の育て方が悪いと言われてきた方がたくさんいました。心を開いて話ができるようになると『自分の子どもと死のうと思ったことが一度はある』と、ほとんどの方が涙を流すんです。それほど、母親たちは追い詰められていました」
一人で耐えてきた境遇を分かち合った「親の会」のメンバーと、行動を起こします。地方でも発達障害の情報を得ようと、東京で活躍している医師や著名人の講演会を開き、学びの機会を設けました。こうした努力が、後の「シーズ発達研究所」につながります。
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