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上手な塾の利用法 「夏の過ごし方」小6受験生

2012年7月18日 公開 / 2019年3月14日更新

テーマ:夏の過ごし方

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

前回までは、中3生対象に「夏の過ごし方」を書きましたが、今回は「小6生 中学受験に備えた夏の過ごし方」についてお話したいと思います。

1.成績や合格可能性が順調に推移している場合
すでに勉強方法を確立しておられると思います。くどくど申し上げる必要は無いでしょう。
現在、通っておられる塾の夏期講習なども十分に活用して、さらに得点力を伸ばしていただきたいと思います。
2.真面目に勉強して塾の宿題もしっかりやっているが、思うように得点力が伸びない場合
まずは、塾の夏期講習をしっかりこなしましょう。その上で、家庭学習で気をつけていただきたい事についてお話したいと思います。
中学受験でもっともつまずきやすい科目は算数だと思います。「頑張っているのに総合得点が伸びない」場合は、算数でつまずいている場合や算数の勉強に時間がかかりすぎて他の科目の勉強時間が取れない場合が見受けられます。
本日は主に算数の家庭学習についてお話したいと思います。
①計算力は大丈夫でしょうか。
何をいまさら、と思われるかも知れませんが、「算数でつまずいている」生徒の中には、計算が遅い場合や、正確さにかけて、得点が伸びない場合があります。
お子様の計算力に不安を感じた場合は、塾から渡された計算問題集などを使って、1日10問くらいずつでも良いので、計算練習をさせてみてください。夏は計算力強化に絶好の機会です。「朝食前に10問計算」などを繰り返せば、夏の終わりには計算のスピード・正確性などもかなり向上すると思います。特にスピードについては軽視しがちです。この対策を行う事で他の問題を解く際に時間の余裕が生じます。
②1行問題を利用しましょう
いわゆる1行問題は、解き方のパターンの宝庫です。苦手単元については、1行問題に戻って復習すると良いと思います。1行問題がすらすら解けるようになれば、苦手意識はかなり克服できると思います。
③問題には果敢に挑戦しましょう
算数に限らず、分からない問題をじっと眺めていても、問題は解けません。塾から与えられた宿題や家庭学習の問題の解き方に確信が持てなくても、持っている知識を総動員して、問題を解き始めるようにアドバイスしてあげてほしいと思います。間違えてもかまいません。お子様が一生懸命問題を解いて、間違えた答えを書いていたとしても怒ったり、笑ったりせずに、どこで間違えたのかを一緒に考えてあげるようにしてください。
どこで間違えたのか分かったら、やはり紙と鉛筆を使って、正しい解き方を理解して覚えるまで繰り返していただければと思います。

次回は、31日(火)に「中1・中2生、効果的な夏の過ごし方」についてお話したいと思います。
<お知らせ>
①京進の夏休み講習のお知らせ
京進HP

②さらに広く学習相談を受け付けるため、学習相談専用のフリーダイヤルを開設しました。
京進これから研究所内「江川先生の学習相談ダイヤル」:0120-770-878
5月8日(火)スタート
すでにお子様の学習相談や受験についてのご相談電話を多数いただいております。
電話受け付け:祝日を除く、火・金の13:00~18:00
お子様の勉強についてお気軽にご相談いただければと思います。

(京進これから研究所とは?)
京進これから研究所では、将来にわたって生徒さんに役立つ何かを提供できるように教育企業としてできることを日々研究しています。新規事業の種(シーズ)の収集や新商品の開発、教育指導方法、生徒さんのやる気向上の問題などを研究しております。

この記事を書いたプロ

久保克己

子どもの受験で悩む保護者にアドバイスする教育相談のプロ

久保克己(株式会社京進)

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