マイベストプロ神奈川
藤井隆満

新規事業創出の研究開発を支援する博士(工学)を持つ技術士

藤井隆満(ふじいたかみち) / 技術士

藤井技術士事務所

コラム

知財(特許)をマーケティング/新規事業創出に利用する その2  営業への利用

2024年5月18日 公開 / 2024年5月24日更新

テーマ:新規事業創出

コラムカテゴリ:ビジネス

営業に利用

知財(特許)を営業に利用する方法はいくつかありますが、まずは一番簡単なことを説明します。ただしこの方法は相手が技術系に限ります。

ずばり、会う方の名前を特許検索します
検索するサイトは製造業の企業さんだと独自の有料サイトを契約している場合が多いと思いますが、無料版もあります。

それが、こちらの特許情報プラットフォームというものです。
特許情報プラットフォーム

ここのページにやり方も記載されていますね
出願人/発明者から検索

名前の入力は少し特殊で図のように入れないと漏れがあるそうです。また同姓同名がいると困るので、出願人/権利者(一般的には会社になります)に所属の会社名を入れて同姓同名を避けます。同じ会社に同姓同名がいた場合は難しいですね。そうすると、検索結果に特許が複数出てきます。特許を出していない人だと残念ながら出てきません。


私の場合は圧電関係の特許がたくさん出てきます。さらには振動発電とかもありますから、会ったときにその話題をそれとなく出すことで話が盛り上がります。会う相手の技術背景がわかるので、営業もやりやすくなると思います。
さらに、売り込みたい商品について関連特許を出願している人のところに行けば成功の確率が上がるかもしれませんし、様々な情報が得られるかもしれません。

実際にこの方法を私は使っていましたし、ある会社さんの営業も使っています。ちょっとしたことなのですが、切り口として技術の話題ができるので、話が弾みやすいです。

使ったことがない方はぜひ試してみてください。

次回は上級編を記載したいと思います。

この記事を書いたプロ

藤井隆満

新規事業創出の研究開発を支援する博士(工学)を持つ技術士

藤井隆満(藤井技術士事務所)

Share

関連するコラム

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ神奈川
  3. 神奈川のビジネス
  4. 神奈川の研究・リサーチ
  5. 藤井隆満
  6. コラム一覧
  7. 知財(特許)をマーケティング/新規事業創出に利用する その2  営業への利用

© My Best Pro