雑草を枯らすのではなく、生やさない防草剤「草なしくん」で雑草の問題に対応（3/3）

除草事業を鹿児島から全国に広めていきたい

　「庭の手入れが楽になった」「建物のまわりがすっきりした」など、「草なしくん」の評判が口コミで広がったと話す野本さん。「高齢で足腰が弱り、草とりの作業が難しい、熱中症の危険がある、長年雑草に悩まされているなど、地域のみなさまからの切実な声を聞きます。将来に対する不安を口にする方もいて、みなさんのお役に立てることは大きな喜びです」

　これまで、住宅やオフィスビル、公共施設など500件以上の施工実績を重ね、2021年7月には合同会社から株式会社へ組織を変更。野本さんの出身地である鹿児島営業所での事業に、ますます力を入れています。

　同社では、太陽光発電の運用に関するコンサルティングや、太陽光パネルの設置工事などを行う太陽光発電事業も展開。太陽光発電施設でも雑草は厄介で、発電パネルより雑草が高くなって日陰を作り発電量が低下する、設備に雑草が接触して漏電し火災を起こす恐れがある、といった問題があります。「太陽光発電の導入を検討中の方や、すでに導入されている方も、懸念事項があればぜひご相談ください」

　ほかにも庭づくりや、門扉、フェンスの施工といった外構工事にも対応。防草工事と併せることで、エクステリアの美観を高めることができるといいます。

　「お客さまが笑顔になり、感謝の言葉をいただくとき仕事のやりがいを感じます。今後はスタッフを増やして、地元の鹿児島をはじめ、宮崎、大分など九州全域、そして全国へと事業を拡大させたいですね」と抱負を語ってくれました。

（取材年月：2021年6月）

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