太田清登プロのご紹介
家庭向けの製品づくりに取り組み、「石で人々の人生にいい波動を起こしたい」(2/3)
1873年創業した老舗の石職人として庵治石の取り扱いについて熟知
丸仲石材は江戸時代末期、先祖が石材業を始め、1873年の創業。初代の太田幾蔵さんが石職人として独立開業し、事業の礎を築きました。3代目にあたる太田仲太郎さんが近隣住民から「仲さん」の愛称で親しまれていたことから、1972年には「仲」の文字を社名に冠して法人化。香川県外の仕事も次第に増加していきます。そして1997年、太田清登さんは37歳で5代目を継ぎ、現在は国内にとどまらず海外で開催される展示会出展などにも意欲を見せます。
幼い頃から石に触れ、早くから家業を手伝っていた太田さん。時には遠方に赴き、職人たちと肩を並べて、2人1組で200キロにもなる巨石を運ぶこともあったとか。
「昨今は運搬機器などが開発されていますが、その頃は手作業も多く、石を担ぎ上げるにも慎重に息をあわせ、1歩踏み出すにも細心の注意を払いました。重量物ですから少しのズレが大きなケガにつながります。若い頃は体も十分にできておらず、石の扱いに苦労もしましたね」
石職人の数も年々減少傾向にあります。庵治石は繊細な模様が特長ですが、地層の性質上、傷が多く見られます。加工時には傷を避けて裁断する熟練の業が求められます。
また石の切り口や、磨きによっても見え方はさまざまに変化。「艶やかな光沢を出したい」「ごつごつとした岩肌を残してほしい」など、顧客の要望にそった作品を創造するため、素材それぞれの個性を見極め、素材を最大限に生かした加工をして顧客の要望に応じた製品を完成させた後、現場でバランスを整えた施工へと進めます。
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