田村兼人プロのご紹介
人と動物の絆を大切にする獣医師(3/3)
獣医師として社会に貢献していきたい
そんな田村さんはこれまでに、飼い主との心のふれあいを数多く経験してきました。重いリンパ腫を患うウェルシュ・コーギーを飼っていた富山県のご夫婦は、お父さんが癌で闘病中だったにもかかわらず、ペットのためにと通院。懸命の治療でワンちゃんは元気になりましたが、病状は重く、数年後に息を引き取りました。心に大きな穴が空いたご夫婦でしたが、後日、献身的な治療に感謝の気持ちを伝えるため田村さんの元へ。一緒に愛犬のアルバムを見ながら涙して、思い出を語り合ったと言います。
そうやって飼い主の心に寄り添ってきた田村さん。今後は、「獣医師を目指す若者が誇りを持ってこの世界に入って来られるように、私たちの仕事の社会的な地位を向上していきたい。そのためには獣医師が社会貢献していくことが重要」だと訴えます。
自ら先頭に立って提唱してきた学校獣医師制度は、そんな考えが一つの結果を生んだもの。小学校で命の大切さを教えており、「動物が生きている温かさを感じてくれることが何よりも嬉しい」と顔をほころばせます。殺伐とした話題が少なくない昨今、こういった地道な活動が未来の世の中を変えていくきっかけになるのかもしれません。
開業二十周年を記念して企画した脳科学者、茂木健一郎さんの講演会で、茂木さんは「絆をつなぐ毛づくろいをしてほしい」と語ったそう。その言葉通り、田村さんこれからも人と動物の絆を深める毛づくろいをしながら治療に励み、一人の獣医師として社会のために何ができるのかをさらに追求していくことでしょう。
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