体に関する知見と職人技の手技で、体の中から調子を整えるトータルビューティーサロン（2/3）

クライアントの期待に応えるために知識と技術を養い、100項目にも及ぶ試験を毎年突破

　平岡さんが現在の道に進んだのは25歳の時です。「同僚より年上だったので、キャリアが長いはずと思ってくださったお客さまによく質問されたのですが、分からず答えられないことも多くて。申し訳なくて情けなくて、先輩に聞いたり参考書を読んだり、必死で勉強しました」

　いくつかの店舗で経験を積み、数年後には管理職を任されるまでになりますが、またしても壁に突き当たります。
　「それまでの知識ではお悩みに応えられないケースがあり、体のことをもっと知らなければと考えました」

　意を決した平岡さんは、日本未病ケア予防医学協会が運営するエステスクールへ。体のメカニズムや不調の原因、コンディションを見極めるためのカウンセリング方法、解剖学の観点を取り入れた手技などを習得。学びを深めたことで、訪れるクライアントの様子も変わってきたと言います。
　「体調や生理周期などを、こちらから伺う前に教えてくださるようになりました。ご自身の体に興味を持ち、変化を楽しみながら取り組まれているのが感じられ、うれしかったですね」

　実績を重ね2016年に「MOONbow」をオープン。独立前から10年近く通うクライアントも含め、リピーターも少なくありません。
　平岡さんは、立ち位置、手の入れ方や角度、体のどの筋肉を捉えているかなど、100項目にも及ぶ試験を毎年突破し、全国で4店舗の「リヴァイセルボディ・トッププロフェッショナルサロン」の認定を取得。期待にそえるように技術を磨き続けています。

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