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豊田守プロのご紹介
1932年創業、3代にわたる確かな技術で建物を雨風から守る(2/3)
きつい・汚い・危険の「3K」と思っていた仕事に誇りを持つように
「トヨダ工業」は、1932年に豊田さんの祖父が設立。3代目である豊田さんは、祖父から「事業を継いでくれ」と言われたことをきっかけに、20歳で建築板金の世界に入りました。
「他にしたいことがなかったというのが正直なところです。祖父や父の話を耳にすることはありましたが、興味がなかったので素人同然です。現場に行ったこともなく、安易に考えていましたね」
就職した1980年代は、高度経済成長時代の余韻が残り、高校の学友たちは企業勤めをすべく大学や専門学校に進みました。
「われわれの業界は、きつい・汚い・危険のいわゆる『3K』。泥だらけの姿を見られるのが恥ずかしくて、同級生が通りかかると身を隠してしまいました」
半ば「家業だから仕方なく」という気持ちでしたが、阪神・淡路大震災の復興支援に携わったのを機に心境が変化します。
「現地に赴くと、倒壊しかかった家が一面に広がっていました。なんとか雨風をしのごうと、ご主人らが屋根に上ってブルーシートを貼ろうとしているんです。私たちプロから見たら危なっかしい光景にひやひやしました」
手際よく屋根を直す豊田さんに被災地の人たちは拝むように手を合わせ、お礼を述べたそうです。
「涙を浮かべて喜んでくださる姿を目にして、自分は、人が生きるうえで欠くことができない『衣食住』という尊い営みを担っているのだと知ったんです。劣等感ばかりでしたが、この経験が自分の仕事に誇りとやりがいを持たせてくれました」
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