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水谷回佑

ボイストレーニングで人を健康と幸せに導くプロ

水谷回佑(みずたにまゆ) / ボイストレーナー

岐阜六条ミュージックスクール

コラム

どのようなボイストレーニングが必要になってきたか?

2023年11月30日

テーマ:ボイストレーニング

コラムカテゴリ:スクール・習い事

近年ヒットソングの大半が、気軽に歌いにくくなっています。


要因としては、音楽視聴がSNSやサブスクリプションが主流となり、事務所やメーカーに所属しなくても、自分の作品を「配信」と言う形で、アーティストが個人で発信出来る様になったことが大きいと思います。これによって音楽も多様&グローバル化し、楽曲が複雑化してきました。

そこに、コロナ禍の外出自粛で「カラオケ」に行く事も制限されていた頃、自宅でSNSやサブスクリプションを視聴する機会が倍増し、新しいタイプの「複雑な難曲」が爆発的に流行しました。

複雑な難曲を歌いこなすには・・・
表現する総合的体力と音楽的感性が必要となります。

総合的な体力とは、体力・運動能力です。
アーティストマネージメント(制作含め)に携わった方は、ヒット曲を持ちツアーをこなすアーティストが、体力・運動能力に加え、持久力も人並み以上にあると実感しています。プロスポーツ選手と大差ないでしょう。
これに反して、社会問題化しているのが、現代日本人の運動不足・体力低下です。つまり・・日頃全く運動しない人が、いきなりプロスポーツ選手と同じようにやろうとしても、無理だと言うことです。

スポーツで言い表すと納得して下さる方が多いのですが、音楽表現に置いては、日本における学校教育時間が少ないからなのか?体力がいると言うことが、なかなか浸透していません。

運動&体力不足な現代日本人は、先ず歌うための基礎体力をつける
身体づくりが必要なのです。

必要なボイストレーニング=身体づくりです。

具体的には
1、バランス
2、呼吸
3、咽頭
4、共鳴
5、調音
6、身体表現
がポイントになります。

生徒のレベルとは、日常生活でどのくらい運動し体力があるか?です。
年齢・体格・体型・環境で百人百様ですから、トレーニングも百人百様ですが、トレーニングするべきポイントは共通しています。

「これが出来ない」と言う方には、同じような身体特徴があり、
出来る人は「出来る筋力&感覚」を日常生活の中で、スポーツや環境で身につけています。
個人の目標・目的に応じて、複雑化したメロディラインを歌えるようになる為に、全身が機能する総合的な身体のトレーニングが必要なのです。

次回は、多くの生徒が不足している
「バランスと呼吸の機能、トレーニングとは?」
をお伝えしたいと思います。

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水谷回佑

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水谷回佑(岐阜六条ミュージックスクール)

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