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萩元武

刺しゅう加工も手掛ける、オリジナルウエア製作の専門家

萩元武(はぎもとたけし) / オリジナルウエア販売

株式会社アルファユニ

萩元武プロのご紹介

働く人の思いやメッセージを刺しゅうしたオリジナルユニフォームで、心を一つに(2/3)

萩元武 はぎもとたけし

刺しゅうを施したユニフォームで一体感を高め、病院のブランディングにも貢献

 萩元さんがスクラブへの刺しゅうを思い付いたのは2008年頃。まだ日本に入ってきたばかりのスクラブは種類も少なく、他院との差別化という発想もありません。以前、オリジナルウエアの製造会社(アパレルメーカー)に勤め、オリジナルデザイン入りユニフォームが現場にもたらす一体感を感じてきたことから、医療業界でも有用ではないかと考えます。

 「医療用の制服は衛生処理が重要です。プリントでは強度の洗浄負荷に耐えられませんが、幾重にも糸を重ねる刺しゅうなら強度は申し分ない。高級感もあり、患者さんの心証も良くなります」

 狙い通り、刺しゅう入りスクラブはビジョンを表現することで士気を高め、病院のブランディング・患者との話題のきっかけにもなると評判に。その後、多くの業者が同様のサービスを始め定番化しますが、萩元さんらは先駆者として今も技術を磨き続けています。

 「現在のコンピューターミシンは、ソフトに画像を読み込ませれば自動で縫い方を設定しますが、その場合縫い目が単一で単調な印象になりやすいんです。当社では、さまざまなステッチ(縫い方)を組み合わせ、縫い目の方向や順番、幅まですべてマニュアルで1針ずつ設定。デザインに合わせて針や糸の太さを変えるなど、人間の目と手を介しデータを作ります。さらに採用されたスクラブとほぼ同じ厚さや伸縮性の生地に試し刺しゅうをし、微調整を加えて完成です」

 同社は創業時、一般的な刺しゅう工場にいる「職人」がいたわけではありません。細部まで密度が高く、立体的な刺しゅうは、萩元さんを中心とした社内スタッフが独学で導き出したもの。トライ&エラーの末に生まれた刺しゅうだからこそひときわ存在感を放つのです。

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