髙森えりかプロのご紹介
ものづくり”や“まちづくり”とリンクさせて、畳文化を世界に紹介(3/3)
畳のある暮らしは日本の伝統。職人の学びをサポートするためマニュアルも作成
畳のある暮らしは日本独自の伝統であるにもかかわらず、残念ながら国内の需要は減少し続けています。一方、欧米や中東の富裕層は畳に強い関心を示し、一畳何十万円もする高額商品も飛ぶように売れているとか。
「高級畳は中国産のケースも多いので、日本由来の畳を海外に紹介するために、英語のサイトも開設したいなと。いぐさにはバニラ成分が入っていて、気分を落ち着かせる作用があるなど、その魅力は尽きません。今後は、もっとアピールしていきたいですね」と髙森さん。さらなる展望も描きます。
「『親方の技を目で盗め』など、職人の世界は厳しい印象から若者に敬遠される傾向にあります。長年にわたる人手不足が業界の斜陽化に拍車をかけていることから、新人職人の学びをサポートしていきます」
まちづくりの活動で出会ったライターとともに、分かりやすく、誰でも手に取りやすいマニュアルを作成しているとか。
「畳をどう仕上げるかは畳屋ごとに異なります。当方ならではのプロセス、機械の種類などを詳しく解説しました。一畳が出来上がるまでの楽しさを知ってもらうことが目標です」
マニュアルは工場見学者などにも広く配布するそうで、畳文化、そして八戸の素晴らしさを伝えるために、髙森さんは今日も町に出ます。
「目指しているのは、工房を飛び出し、いつもどこかにいる畳屋さん。ゆるゆると人の縁を紡ぎ、『自分もまちづくりに参加してみようかな』というきっかけになればうれしいですね」
(取材年月:2023年1月)
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